天皇皇后両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家のどなたかの誕生日がやってきたら、それぞれ御所や宮邸で「祝い膳」が催されるのが恒例となっている。皇族方やご親族などが足を運び、年を重ねることの喜びをみなさまで分かち合われるという。
2月23日、皇太子さまが58才の誕生日を迎えられた。赤坂御用地内の東宮御所で祝いの宴が始まったのは19時頃。だが、慶祝の時間であったはずのその席には、不穏な空気も持ち込まれていたという。
「眞子さまと紀子さまの間に、明らかな緊張がはしっていたというのです。その重苦しい雰囲気は、祝いの場であるにもかかわらず、周囲に伝わるほどだったといいます」(宮内庁関係者)
2月6日に眞子さまと小室圭さんの結婚関連行事の延期が発表されてから、1か月が過ぎようとしている。
「つい最近まで、結婚がすぐ目前に迫っていた若いふたりにとって、“あと2年待つこと”は決して短い時間ではありません。それでも、眞子さまは小室さんと一緒になるという思いに揺るぎはないそうです。むしろ“もう少し冷静になって、一度ゆっくり考え直せばどうでしょうか”と助言する周囲の雰囲気とは反比例して、頑なに結婚を推し進めようとするところもあるようです」(別の宮内庁関係者)
結婚延期の発表の際に出された眞子さまのコメントでも、たしかに2年後の結婚をしっかりと見据えられているし、宮内庁も「ふたりの結婚の意思は変わらない」と強調している。しかし、「なぜ延期しなければならなかったのか」という合理的な理由が説明されない以上、本当に結婚できるのかと疑問が世間に広がるのも無理はない。
昨年5月、眞子さまと小室さんの交際がスクープされ、9月に婚約内定会見が行われた。その頃、小室さんの父や祖父が相次いで自殺していたことや、母・佳代さんと霊能者のような人とのつきあいや佳代さん家族の宗教などが報じられ、昨年末には佳代さんと元婚約者との間の「400万円金銭トラブル」が明るみに出た。この結婚延期の一因に、そうした週刊誌報道に端を発する「小室家の問題」があることは明らかだ。
「2年後に金銭トラブルが解決しているのか。解決していたとしても、国民が皇族の親戚としての小室家を受け入れられるのか。陛下はすでに結婚に裁可を与えられているので、もし今、破談ということになれば、陛下のご判断が覆されることになってしまいます。しかし、2年後の新天皇のもとであれば別です。
小室家のトラブルに端を発し、結婚延期という異例の事態を引き起こした騒動は、最後にどんな結末を迎えるのか。今は誰にもわかりませんが、かつて皇族の結婚が破談になった例を振り返れば、皇族側からではなく、小室さん側から辞退を申し出るというエピローグも考えられるのです」(前出・宮内庁関係者)
そうした雰囲気を、聡明な眞子さまが感じていらっしゃらないはずがない。それでも、結婚を強く目指されているのにはこんな背景もあるという。