自己評価が極めて低いために他人の前で挙動不審になってしまう主人公が、2人の対照的な男性の間で揺れ動く姿を描いた連続ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)。ヒロインの恋人を演じる桐谷健太(38)に「なんかムズムズする」というのはコラムニストのペリー荻野さんだ。その理由は“言葉”にあるという。ペリーさんが解説する。
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今シーズンのドラマも軒並み最終章へと突入する今日この頃。TBS『きみが心に棲みついた』も回を追うごとに緊迫が高まっている。そんな中、このドラマで桐谷健太を見ると、なぜかムズムズしてくるのである。
桐谷の役は、いつもおどおどして挙動不審な行動をしてしまうヒロイン今日子(吉岡里帆)の恋人吉崎。しかし、今日子には元カレで今は会社の上司として彼女の心を支配しようと迫る星名(向井理)がじわじわと迫っている。そこに、星名を好きな彩香(石橋杏奈)が強烈なジェラシー攻撃をかまし、四角関係が過激な展開の予感!?
向井は『あなたのことはそれほど』の東出昌大のごとく、「いい人」キャラを捨ててきてるし、石橋杏奈も同じ社内であの嫉妬顔は露骨すぎでしょ、と思えるなど、ムズムズ突っ込みたいキャラは多いのに、桐谷に一番ムズムズする理由は何か。それは関西弁じゃないからだ。