テレビで「リアル港区女子の生態」が取り上げられ、注目が高まる「港区女子」。実業家や弁護士、医師、外資系金融マンといったハイスペック男性と夜な夜な港区界隈で飲み会を開く女性たちだ。そんな港区女子とハイスペ男性との飲み会には、既婚男性が数多く混じるという。そして、中には既婚とわかっていて付き合う女性もいるようだ。一般的には既婚男性が妻以外の女性との間に子供をつくったら非難されるが、そうではないケースがあるらしい。現役港区女子の吉川リサコ氏がリポートする。
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港区女子との飲み会にやってくる男性たちの中で、結婚ゴールが見込める独身ハイスペック男性は2~3割なのが現実だ。残りは既婚、子持ちばかり。ありあまる金の力でいくつもマンションを持ち、その一つに女性を招き入れて独身に見せかける既婚男も少なくない。そして、「クズ男」もうじゃうじゃいる。
イチロウは、関西を地盤とする会社を経営する40代男である。ここ数年、ずっと広尾に住んでいる。20代の時に結婚し、子供は2人いるが、もう何年も会っていない。
経営する会社が東京に進出するにあたり、忙しくなって妻とすれ違うようになり、今に至る。もはや戸籍上夫婦なだけである。イチロウは離婚を切り出したこともあるが、妻は頑として応じなかった。
生命保険もたんまりかけてある。家も建てた。生活費を毎月数百万円単位で振り込んでいるし、光熱費などもイチロウ持ちである。大黒柱としての義務は果たしているが、愛は一切ない。
イチロウの月収は5000万を超えた時もある。「月収」だ。とにかく会社の景気は良かった。ゴルフにクルージング、南国への旅行や飲み歩き、業界の付き合いも多い。投資用のビルも持ち、不動産収入だけでも生きていける。しかし仕事は楽しい。
そんなイチロウの1番手の彼女は、TBSの宇垣美里アナを思わせる小動物顔の26歳、マイである。マイは、美大を卒業後、エステサロンに勤める傍ら、会員制ジムの受付など仕事を掛け持ちして、将来自分のエステサロンを開くための貯金をしていた。
港区界隈のおじさんにとって、マイのような清楚系の小動物女子アナ顔は大好物である。