東京・元赤坂にある豊川稲荷東京別院は、毎年早咲きの桜が楽しめるスポットとして知られている。3月9日の夜6時半、ふくらみかけた桜のつぼみの脇を1台の白いワンボックスカーが通り過ぎ、隣接する赤坂御用地の中へと入っていった。車に乗っていたのは、小室圭さんだった。
「一体、今日はどのようなお話なんだろうか」
真一文字に閉じられた小室さんの口から、思わずそんな不安が漏れそうだった。少なくとも、“久しぶりに恋人に会いに行く”という幸せそうな顔ではない。
次に小室さんが姿を見せたのは、2時間半後の夜9時過ぎ。その時も、車に乗った小室さんは厳しい表情を浮かべていた。
眞子さまとの結婚延期が発表された2月6日の翌朝にさえ「満面の笑み」を見せた小室さんのその表情は、秋篠宮邸で過ごした時間が彼にとっていかに過酷なものだったかを物語っていた。
「出入りに使用されたのは、宮内庁が手配した車両です。つまり、今回の小室さんの秋篠宮邸訪問が、単にプライベートで恋人の眞子さまに会いに行ったわけではないということです。延期発表以降、小室さんが秋篠宮邸を訪れるのは2月17日以来2度目。前回は1時間半ほどで帰っていますから、滞在時間も大幅に長かった。秋篠宮ご夫妻と小室さんとの間で、150分にも及ぶ深刻な『問答』が行われたようです」(皇室ジャーナリスト)
翌10日、秋篠宮ご夫妻は、10万人が亡くなったとされる「東京大空襲」から 73年目の慰霊祭へ、さらに11日には、「東日本大震災7周年追悼式」への臨席が予定されていた。
「天皇皇后両陛下も特に心を寄せられてきた『戦争』と『自然災害』にまつわる重要な公務を控えられていました。2つの式典への臨席は、ご夫妻にとって大きな緊張を伴います。本来であれば、それらの大事な務めを終えられたあとに、ゆっくりお時間を取って小室さんに会われてもよかったでしょう。にもかかわらず、その前日に緊急に呼び出されたわけです。これは大変異例のタイミングで、よほどの要件があったとしか考えられません」(前出・皇室ジャーナリスト)
◆小室さんは虚偽の説明をした
昨年末の『週刊女性』の報道に端を発した小室さんの母・佳代さんと、元婚約者A氏との「400万円金銭トラブル」は、収まるどころかさらに波紋を広げている。宮内庁は延期の理由に「週刊誌報道は関係ない」と強調するが、小室さん側からの辞退という形での「決着」も根強く囁かれている。
秋篠宮ご夫妻は、延期が決定した際、眞子さまを通じて、小室さんに結婚への2つの条件を提示されたと報じられた。
1つは「小室さんが転職先と今後の進路をはっきりさせ、経済的に安定すること」だ。