芸能

ツアー成功 GENERATIONSのすさまじき中国での人気

7人の一挙手一投足に上海のファンは悲鳴を上げた

 EXILE、三代目J Soul Brothers率いるLDH。ファンクラブ会員数は年々増加し、2月末に上梓された『LDH OUR PROMISE』(小学館)はベストセラーに。そのLDHの中でもいちばん勢いがあるといわれているのがGENERATIONS。チケットが販売されれば即完売。人気ブランドとコラボすれば、ショップには長蛇の列ができる。そのGENERATIONSの中国ライブに完全密着。彼らの素顔とは──。  

 人と車とバイクと自転車の波で混沌とする中国・上海の中心部でも、もともと英国租界で、今では高級ブティックが建ち並ぶ一角に美琪大戯院(マジェスティック・シアター)はある。1941年にオープンした歴史的建造物で、白亜の外壁とアール・デコ調の内装が美しい。完成当時は「アジア一の劇場」と称された。

 3月16日から3日間、その歴史に「GENERATIONS」が名を刻んだ。3月2日の中国南部の都市・深センを皮切りに、北京、上海を回る3都市9日間のチャイナツアーの最後を飾るため、そのステージに立った。

「謝謝大家的熱情!(盛り上がってくれてありがとう!)」

 ボーカルの片寄涼太が流暢な中国語で話しかけると、会場は割れんばかりの「ジェネ」コール。『太陽も月も』『空』など20曲を披露し、合間にはメンバー全員が中国語で挨拶。佐野玲於の「我愛小籠包!」には、上海のファンも大ウケだった。

「中国語は発音が難しくて、最初はカンペをポケットから出して読んでいました。でも、最後の上海公演では内容も工夫して、諳(そら)んじられるようになりましたよ」と語るのはパフォーマーの白濱亜嵐。

 EXILEの“弟分”、7人組ダンス&ボーカルユニット「GENERATIONS」は、2012年にメジャーデビューした当時から「世界標準」を意識した活動を展開。全員が語学の勉強に取り組み、すでに2度のワールドツアー(2015年、2017年)を経験している。

「EXILE TRIBEの中でも、日本のみなさんに喜んでもらうのと同時に、海外向けのコンテンツも発信しているのはぼくらならではだと思います。今年発売したベスト盤では、英語版も作成しました!」(小森隼)

 EXILE TRIBEとはEXILEをはじめとした関連グループの総称で、初の中国ツアーは、その“兄貴分”のEXILEや三代目J Soul Brothersも実現していない。

 今回のツアーの後押しになったのは、ボーカル・片寄の中国での圧倒的な人気ぶりだ。片寄が初出演した映画『兄に愛されすぎて困ってます』(2017年6月公開)が中国でも爆発的な人気を博し、知名度が急上昇。中国版ツイッター「微博」のフォロワーは70万人を超え、昨年8月にも上海でファンミーティングを開催した。片寄が上海の街を歩くと、多くの中国人女性が声をかけてくる。

「中国メディアでツアーが取り上げられると、ハッシュタグ閲覧数が2億を超え、検索サイト上位はグループやメンバーの名前で独占されました」(芸能関係者)

 女性セブンは上海ライブに密着。リハーサルの合い間にはポスターや写真へのサイン、インタビュー撮影など数分刻みのスケジュールをこなしながらもメンバーたちはいつもじゃれ合っている。舞台裏ではこんなワンシーンを目撃した。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン