自宅の老朽化に伴ってリフォームする人は少なくないが、「趣味の空間」を充実させるために家を改造する人もいる。東京に住むUさん夫妻(夫53歳、妻48歳)は、趣味の「自転車」が身近にある暮らしを実現した。
小部屋が点在して不便だった4LDKをライフスタイルに合わせて全面改装。Uさん邸では夫婦共通の趣味である自転車用スペースやホームパーティーに適した開放的なリビングなど、生活と楽しみに必要不可欠な空間のあり方を考え、充実を図った。
自転車用スペースは玄関に直結させ、床材にもこだわった。
「冬場に外で作業するのが辛かったので、屋内でメンテナンスできる場所を確保しました。オイルで染みができないように、油汚れに強いテラコッタタイル風の床材で土間の工房を作りました」(夫)
面積を広げたリビングには対面式キッチンを設けた。手持ちの大皿に合わせた造り付けの食器棚など、収納も大幅に拡充。
「ゲストと会話をしながら料理を振る舞えるので、楽しい時間が増えました」(妻)と、新生活を楽しんでいる。
愛車をメンテナンスしたり、壁にディスプレイして楽しんだりする空間ができて、自転車が身近にある暮らしにとても満足しているという。ゆとりのある空間にはパーツや用具類もスッキリと収納できる。