子供の独立による世帯構成の変化や建物の老朽化、自身の高齢化に対応したリフォームは、とかく大規模になりがち。だが、無理のない予算で手軽にできる“部分的な”リフォームもある。
「手すりの位置や高さなどを決める際、現在の使い勝手で発注してしまいがちですが、10年後を見据え、ご自身の姿や状態を想像して考えることをお勧めします。そうすれば、将来にわたって“暮らしやすい住まい”を手に入れることができるでしょう」(東横デザインリフォーム・木村豊社長)
「段差の小さい玄関」→2万5000円
土間と上り框(がまち)との間に台を設置し、段差をできるだけ小さくする工夫。玄関が狭くならないようにコンパクトな作りにするのがポイント。
「エコクリーンソイル」→5万5000円
雑草が生えなくなる防草舗装。メンテナンスフリーで、日々の草刈りが不要になる。
「便座の高いトイレ」→30万円
便座を高くすることで、立ち座りがスムーズに行なえる。左右の手すりの配置も安全を最優先に考えられている。