ビジネス

SUV人気が衰えない3つの理由 ライバル不在の競争で品質向上

三菱自動車が4年ぶりに発売した新車「エクリプスクロス」

 国内外を問わず自動車メーカーがこぞって新型モデルを発売し、ブームが続いているSUV(スポーツ用多目的車)。近年はアウトドアやオフロード走行だけでなく、街乗りや日常使いに適したコンパクトSUVも多数登場しているが、そこまで人気が衰えない理由は何か。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏が解説する。

 * * *
 最近、自動車業界で注目を集める存在がSUVです。昨年春には、トヨタのSUVである「C-HR」が、月間販売台数ナンバー1を獲得するという驚きが発生しました。なんと「プリウス」も抑え、「アクア」や「フィット」よりも、SUVの「C-HR」がたくさん売れたのです。

 マツダも昨年に発売開始したSUV「CX-8」が、予想を上回るペースで売れていると言います。スバルは、2018年3月末に開催されたニューヨーク国際ショーにおいて新型SUVの「フォレスター」を発表して、大きな話題を集めました。また、三菱自動車は4年ぶりとなる新型車としてSUVである「エクリプスクロス」を発売。最近の日本の新型車の話題の中心にはいつもSUVがあったのです。

 さらに海外に目を向けると、ジャガーやアルファロメオといったスポーツカー色の強いブランドが相次いでSUVを発表。ベントレーなどの超高級ブランドまでもSUVをリリース。つまり、日本だけでなく、世界規模でSUVへの注目度が高まっているのです。

 では、どうしてSUVは人気なのでしょうか? それにはいくつかの理由があります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン