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羽生結弦 フィギュア界の女帝と亀裂「一定の距離をとる」

凱旋ショーではジャンプなしでもファンを魅了(写真/時事通信フォト)

 オリンピック2連覇を果たした羽生結弦(23才)。4月13~15日には羽生がプロデュースするアイスショー『Continues~with Wings~』も開催され、リハビリ中のためジャンプこそなかったが、10分間の“サプライズ演技”も披露した。

 そんな羽生を巡っては心配な話も持ち上がっている。羽生が所属するANAスケート部の監督を務める城田憲子氏(71才)と羽生家との確執が報じられたのだ。

 城田氏は1990年代からスケート連盟の強化部長などを歴任し、フィギュア界の“女帝”と呼ばれるほどの実力者だ。

「業界内の人脈が広く、スポンサー紹介など資金面の相談にも乗ってくれる城田さんは羽生家にとって長年の間、頼れる存在でした。そもそも、羽生が師事するブライアン・オーサー氏は城田さんの紹介。2014年のソチ五輪で金メダルを獲得できたのも、“実質的な総監督”の城田さんの力が大きかったといわれています。また、平昌五輪のSP曲を『バラード1番』に決めたのも、城田さんの“王者らしく王道の曲を”というアドバイスによるものだったそうです」(スケート協会関係者)

 2016年3月、羽生が所属するANAに城田氏のための監督ポストが用意されたほど、両者の関係は蜜月だった。しかし、4月10日発売の『週刊女性』によると、痛めた右足首のけがの治療を最優先したい羽生親子と、アイスショーへの出演を優先させたい城田氏の間に、最近、深い溝ができているという。両者の亀裂の理由はそれだけではないと、前出の関係者が言う。

「羽生家が城田さんに不信感を抱いたきっかけは、羽生の体調やプログラムのこと、シーズンの戦略について、メディアにペラペラとしゃべってしまうことでした。城田さんに悪気があるわけではないのですが、記者たちに尋ねられると、サービス精神の旺盛な城田さんはつい羽生のことを話してしまう。たとえば、一昨年夏に発売されたムックでのインタビューでは、けがの状況や4回転の種類の戦略などを明かしていて、フィギュア関係者の間でも“そこまで赤裸々に語っていいのか”と話題になりました」

 さらに羽生家が疑問を抱いたのが、今年1月、城田氏が出版した本のことだ。

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