TOKIO山口達也の強制わいせつ発覚、無期限謹慎により、テレビ局はレギュラー番組への対応に追われている。NHKEテレは『Rの法則』を、フジテレビは『TOKIOカケル』を別番組に差し替えた。日本テレビは『ザ!鉄腕!DASH!!』『幸せ!ボンビーガール』『ZIP!』への出演を当面見送り、収録済みの出演部分はカットする方針だ。
朝の帯番組で横並び視聴率1位の『ZIP!』、日曜19時台で15%前後を取る『鉄腕DASH』を抱える日テレにとって、山口の事件は手痛いだろう。特に、日曜日は17時30分の『笑点』から21時台の『行列のできる法律相談所』までの4時間半、毎週2ケタ視聴率を記録。日曜の“最強布陣”が4年連続視聴率の3冠王を支えていると言っても過言ではない。山口の事件は、その中心に構える『鉄腕DASH』にどんな影響を与えるのだろうか。テレビ局関係者が話す。
「最初は逆に注目を集めるので、視聴率もあまり変わらないとは思います。しかし、家族で見る番組の出演者が強制わいせつをしていたという事実は致命的。徐々に、他局へ流れる人たちも一定層出てくるのではないでしょうか。となれば、前後の番組の視聴率にも関わってきます」
日曜“最強布陣”の日テレの牙城を崩そうと、日曜19時台にテレビ朝日は一昨年10月から深夜帯で人気の『アメトーーク!』をゴールデン帯版の『日曜もアメトーーク!』としてぶつけ、フジテレビは今年1月からかつての高視聴率番組『ジャンクSPORTS』を復活させた。それでも、現時点で日テレの優位は動いていない。別のテレビ局関係者が話す。