自動車販売で国内・海外メーカーを問わずSUV(スポーツ用多目的車)の人気が続いている。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏は、数あるSUVの中でもマツダ、ボルボ、ジャガーといったメーカーが発売する“個性派モデル”を評価しているが、じつはこの3社には共通項があった。
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最近、ボルボとジャガー(ランドローバー)、そしてマツダの3ブランドは、まさに絶好調という様子です。
ボルボの「XC60」は、昨年の日本カーオブザイヤーだけでなく、世界カーオブザイヤーも獲得。新型の「XC40」は、欧州カーオブザイヤーの栄冠に。日本だけでなく、世界中で高い評価を得ているのです。
また、ジャガーは人気SUVの「Fペイス」に続くモデルとして、新型「Eペイス」を日本にも2月から発売を開始。ほかにEV(電気自動車)のSUVである「iペイス」も発表するなど、注目を集めています。
そしてマツダは、2012年から投入される「第6世代商品群」が好評で、昨年の暮れに投入した新型SUV「CX-8」の販売も好調とか。
実際に、今年になってから試乗したマツダ「CX-8」、ボルボ「XC40」、ジャガー「Eペイス」は、どれも個性的で非常に魅力的なモデルでした。
ものすごく数が売れて、トヨタやフォルクスワーゲン、メルセデスベンツを脅かすような存在ではありませんが、ボルボ、ジャガー(ランドローバー)、マツダの3社は、独自の個性が光るブランドとして、クルマ好きを中心に高い人気を集めています。
そして、この3ブランドには、ある共通項があります。それは、すべて元フォード傘下だったということ。