「今回静養をご一緒になさることになった背景には、紀子さまの強い希望があったそうです。その理由は2つあったように思います。
1つは、1年後には雅子さまは皇后になられたら、“完全別行動”というわけにはいかなくなる。特に女性皇族のみがお出ましになる公務では、お召し物の色味やスタイルを皇后である雅子さまが意思決定され、紀子さまが従われるという構図になるので、今から意思疎通をしっかり図れるように“準備”をしようということだったのでしょう。
もう1つの側面の方が、紀子さまには重要だったはずです。それはつまり、是が非でも雅子さまからの信頼を得なければならないというお気持ちだったと思います」
美智子さまは紀子さまとの皇族観の違いに不安を覚えられているとされる。それは、“将来の天皇”である悠仁さまの帝王教育にもかかわることであり、「紀子さまにその教育ができるのか」と心配されているという。
「紀子さまにとっての至上命題は、悠仁さまを立派に育て上げることに他なりません。しかし、教育に関しては美智子さまの信頼を欠いてしまい、痛恨の極みでしょう。
そこで、紀子さまは雅子さまにお頼りになることに、舵を切ったように見えます。“次の皇后”である雅子さまから学ぶ姿勢を見せることで、信頼を得て、悠仁さまが皇統を継がれるための協力を得ようとしているように思います」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまが雅子さまに急接近する理由はまだもう1つある。眞子さまの結婚の問題だ。
「破談の可能性が根強く囁かれていますが、いつ破談を決断するにも、皇太子家への影響は免れません。新天皇の即位の前後のタイミングで破談をすれば、祝賀ムードに水を差しかねません。一方で、2年後にもしどうしても眞子さまのご希望通りにご結婚したいということになった場合、新天皇である皇太子さまに、結婚に関する儀式にご登場いただくことが必要になります。いずれにせよ、雅子さまからの信用がなければ、うまく事が運ばないというわけです」(前出・皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2018年5月24日号