7月13、14日に開催されるプロ野球オールスター戦に向けて、今月末からファン投票が始まるが、投票のマークシート用紙に中日の松坂大輔(37)がノミネート選手として記載されることが判明し、話題を呼んでいる。
「マークシートという方式のため、ノミネートされた選手が票を伸ばす公算は高い。松坂の成績は、4月に本拠地で3試合投げて1勝をあげただけだが、中日のホームゲームの観客動員数は前年比18.3%の大幅増。間違いなく“松坂効果”です。地元の組織票も動くから、今後の投球内容次第では最多得票での選出まであり得る」(地元紙記者)
しかも、松坂だけではない。今季はオールスターに選ばれそうなベテラン勢の活躍が目立っている。
セ・リーグでは、阪神の福留孝介(41)と糸井嘉男(36)がいずれもクリーンアップを任され、メッセンジャー(36)が先発、藤川球児(37)が中継ぎの中核を担っている。他にも、昨年までメジャーリーグでプレーしたヤクルト・青木宣親(36)と巨人・上原浩治(43)の“日本球界復帰組”が控えている。一方のパ・リーグには、5月9日に通算2000本安打を達成したソフトバンク・内川聖一(35)、同じく今季中の2000本安打達成が見込まれるロッテ・福浦和也(42)と、“オーバー35”の選手が揃い踏みなのだ。
オールスター休みはベテラン勢にとって、“貴重な休養”にも思えるが、実際のところはどうなのか。