松下電気器具製作所の創業からちょうど100年となる今年3月7日にオープンした「パナソニックミュージアム」。創業者・松下幸之助と、彼の下に集った技術者たちが生み出した数々の名品に出会えるのが、同施設内の「ものづくりイズム館」だ。ミュージアムに飾られた550の製品の中から、「懐かしの昭和家電」を紹介しよう。
●従来品の10倍長持ちした「砲弾型電池式ランプ」
幸之助自らが開発に乗り出し、「より強く、より長く」を実現した1923年の「砲弾型電池式ランプ」。2~3時間程度しかもたなかった従来の自転車用電池式ランプに比べて、約10倍の点灯時間を誇った。