マルチーズ×プードルの“マルプー”や、チワワ×ダックスフンドの“チワックス”など、ここ数年、異なる犬種をかけ合わせた「MIX犬」の人気が急上昇。人気歌手アリアナ・グランデの愛犬は、ビーグルとチワワのMIX犬。名前は「トゥールーズ」といい、その愛犬は高級皮革製品ブランド「COACH」の2015年秋冬コレクションキャンペーンモデルにまで選ばれ、一躍世界中に知れ渡った。
その他にも、シンガーソングライターのケイティ・ペリーや、俳優ヒュー・ジャックマンなどもMIX犬を飼っており、彼らのSNSでは、愛犬のかわいらしい姿やプライベートを一緒に過ごす様子などが度々アップされている。
「MIX犬は、海外セレブが飼い始めたことで、一気に注目を集めました」
とは、犬の幼稚園「わんこラボ」の奥田香代さんだ。
「MIX犬は正式な犬種として認められていない、いわゆる“雑種”です。ですから基本的に血統書はありません。ただ、これまで私たちが認識してきた雑種とは違って、純血種同士をかけ合わせた犬を指しています」(奥田さん)
MIX犬の魅力は、なんといっても見た目のかわいさ・珍しさだと奥田さんは言う。
「MIX犬は、両親どちらの血が強く出るかわかりません。耳はどっちに似るのか、色はどうなるか、体毛は巻き毛だが、顔の毛だけストレートなど、一匹一匹に、オンリーワンの個性が出てきます。それが、人気につながっているようです」(奥田さん)
とはいえ、海外セレブの多くは、保護施設からMIX犬を引き取るケースが多く、犬たちとの出会いは、日本と少々事情が違うようだ。
※女性セブン2018年5月31日号