日本には400万社を超える企業がある。それぞれの社名には、我々の知らないドラマが詰まっている。そのドラマこそ、日本経済の歴史に他ならない。ここでは、「そんな意味があったのか」と思わず膝を打ってしまう“造語”を社名にした有名企業4社を紹介する。
【マンダム】
明治創業の輸入雑貨販売業「大崎組」の倒産に伴い、1927年に設立された「金鶴香水」を前身とする老舗の化粧品メーカー。
整髪料「丹頂チック」のヒットで社名を「丹頂」に変更した後の1970年に「マンダム」シリーズを発売し、米国人俳優チャールズ・ブロンソンを起用したテレビCMの大流行もあって爆発的な売り上げを記録、翌年から社名に採用した。「man(男性)」「domain(領域)」の合成語で「男の世界」を表現し、「human」「freedom」の意味も込めた。