帰宅ラッシュの時間が迫る5月25日の夕方、東京駅の新幹線のホームに、帽子を目深に被った秋篠宮妃紀子さまの姿があった。その後ろに、紺のキャップにグレーのポロシャツ、黒いリュックを背負った悠仁さまが続かれていた。
「週末を利用して長野に遊びに行かれたそうです。紀子さまは、悠仁さまにできるだけさまざまな経験を積ませたいとお考え。都心だとどうしても一般の目があり、警備などを含めて制限が多いので、関東近県に足を運ばれることが多いそうです。今年2月にも、紀子さまと悠仁さまは長野までスキー旅行に出かけられました」(宮内庁関係者)
折しもその日、宮内庁は《眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について》という異例の声明を発表した。
《皇后さまは(中略)眞子さまや秋篠宮両殿下の周辺で、静かな熟考のために保たれるべき環境に思いも寄らない様々な雑音が立てられていることを驚き、悲しんでおられ、陛下もまたそのことに深くお心を痛めておられます》
眞子さまと小室圭さんとの結婚延期が発表されてから、間もなく4か月が経つ。
「声明ではかつての失声症にまで触れるなど、美智子さまのショックが相当強いことを示唆しています。引き金は眞子さまの結婚トラブルだけに、紀子さまとしても沈痛の思いがあるでしょう」(皇室ジャーナリスト)
眞子さまの将来に結論が出るまでには、しばらく時間がかかりそうな中、紀子さまはまた別の不安の種を抱えられているという。それは悠仁さまの進学問題だ。
現在、悠仁さまはお茶の水女子大学附属小の6年生。附属高校は女子校のため、男子がエスカレーター式に内部進学できるのは中学までだ。半数は中学進学時に別の学校を選ぶという。当然、悠仁さまもお茶の水を出られる日がくることになるわけだ。
そんな状況にあって、昨年4月、お茶の水女子大学附属小と、筑波大学附属小の間で、『提携校進学制度』が設けられることが発表された。これは、中学進学のタイミングで両校の生徒を“交換”するというものだ。
120年以上の歴史を誇る筑波中は「偏差値75」。約8割の生徒が附属高校に進学し、毎年、東大・京大の合格者を多数輩出している。