スポーツ

宮本慎也×石井琢朗コーチ「若手選手をやる気にさせるには」

ヤクルトを立て直すことはできるか

 昨年は「96敗」という歴史的大敗を喫した東京ヤクルトスワローズ。立て直しを託されたのが、宮本慎也ヘッドコーチと石井琢朗打撃コーチの両氏である。同い年でともに名球会入りを果たした2人は、どのように現状を把握し、チームを再建しようとしているのか。

──現在黄金期ともいえる広島にも苦しい時期はありましたよね。

石井:もちろん。僕が現役時代に移籍した当時がそうでした。ご存じのように(自身が昨年までコーチを務めていた)広島はカープ一色の街で、どこでもチヤホヤされる。阪神みたいなもんです。でもそんな環境でありながら、万年Bクラスだった。あくまでも選手の立場としてですが「それで胸を張って街を歩けるのか!」ということは伝えたことがあります。

 ただカープはその低迷期から上昇した。それに僕はベイスターズで、優勝してからの低迷も経験しています。両方を知っているからこそ言えることがあると思う。今のスワローズには、ベイスターズと同じ道は辿ってほしくないんです。

──かつて野村克也監督時代には3度も日本一になり、若松勉監督時代もAクラスの常連でした。当時と今は何が違うんでしょう?

宮本:強い時期のスワローズは理想的なチームでした。オンとオフの切り替えが上手で、選手同士でのいい意味での言い合いができていた。古田(敦也)さんなんか、外野手に向かって「お前がフェンスを怖がるなんて100年早いわ。ぶち当たっても捕れ」とか、ベテラン投手に「30にもなってクイックもできないんだったら辞めちまえ」なんて言ってましたから。

関連記事

トピックス

百合子さまは残された3人の仲を最後まで気にかけられたという(2023年6月、東京・港区)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン