また、かつて「胸が大きい=知能指数が低いといった偏見があった」(安田氏)影響は、お尻の大きさにも波及していた。潮目が変わったのが、1990年代だ。
「巨乳グラドルの“代名詞”となったイエローキャブ軍団が、テレビ番組などで頭の回転の良さを見せることでそうした偏見は解消されていきました。その後、お尻をウリにするグラドルの登場や、海外セレブがSNSに大きなお尻の自撮り写真を投稿するブームなども影響して、女性に大きなお尻を求める男性が増えてきている。日本でも徐々に、巨乳と同様に“巨尻”が市民権を得るようになってきました」(安田氏)
本誌による成人男性100人を対象としたアンケートでも、6割の男性が「大きいお尻がいい」と回答している。大きなお尻は男女ともに憧れの対象になってきているのだ。
◆取材・文/河合桃子
※週刊ポスト2018年6月15日号