女優の高橋メアリージュン(30才)が、噂のカレとペアルックで映画デートをする姿をキャッチした──。
梅雨の時期のデートは映画館が一番人気。ポップコーンに伸ばした手が触れることもあれば、その後の会話にも困ることなく初心者デートにもお勧めの最強スポットなのだとか。先週末の映画館も、そんなカップルたちで溢れていた。
公開されたばかりの池井戸潤原作映画『空飛ぶタイヤ』には新社会人や初々しいカップルが。胸キュンキスが見どころの『50回目のファーストキス』には高校生や若者の姿が目立った。そんななかで最も列をなしていたのは『万引き家族』。カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した話題作は、公開2週間で興行収入が17億円を突破、観客動員数も146万人を超え、実写邦画の中では今年最速ペースだという。
舞台は東京の下町。古い平屋に住む一家6人が、家主の年金と万引きで生計を立てる姿が描かれている。映画関係者は語る。
「社会に通底する問題が提起されていて、ドキュメンタリー番組を見ているかのようなリアリティーがありました。見てスッキリというのではなく、何か重たいものを背負わされる気がします。一般受けしてみんながこぞって足を運ぶというエンタメ作品ではないだけに、この興行収入は驚きました。
安藤サクラ(32才)の泣きの演技は圧巻。綾瀬はるか(33才)、宮崎あおい(32才)、満島ひかり(32才)、蒼井優(32才)ら実力派揃いで、同学年の“花の1985年組”といわれるなかでも頭一つ抜けたと評判になっていますね」
6月16日の夕方6時過ぎ、東京・六本木ヒルズの映画館。飲み物を手にして列にならぶ高橋メアリージュンの姿があった。黒のジャケットに白いTシャツ、デニムパンツにメタリックなスニーカー。隣には、グレーのキャップを被ったペアルックのイケメンの男性。ふたりが選んだのは『万引き家族』だった。