「まだ、入院していますが、私が看病しているわけではないので…。今どのような治療をしているのかわかりません。TOKIOのメンバーがお見舞いに来たのかもわかりませんし、精神面が落ち着いているのかもわからないんです…」
そう力なく声を絞り出すのは山口達也(46才)の母親だ。現在、山口は事件発覚直後に入院した病院から転院し、実家近くの病院で治療を受けている。山口にはアルコール依存症を疑う声も上がったが、実は5年以上にわたって「躁鬱病」を患っていたことは本誌・女性セブンが報じた通りだ。現在はその治療がすすめられている。
「今の病院は、豊かな自然環境の中で専門性の高い治療を受けられると評判のところです。もちろん、アルコール摂取の抑制もメニューに入っています。今は山口さんのお兄さんが中心となって、入院生活をサポートしているようです」(山口の知人)
そんな中、山口はある事情から、積極的に不動産関係者と接触しているという。建てたばかりだった豪邸を売却しようとしているのだ。
東京・新宿からほど近い高級住宅街の一角、敷地100坪に建てられた地下1階、地上2階の大豪邸で、床面積は300平方メートルを超える6SLDKだ。
「奥さんの希望もあって料理教室ができるような広々としたキッチンもあります。小学生になって大きくなってきた2人の息子の部屋などこだわりの家で、3億円のローンを組んで建てたんです。2016年2月に竣工しました。でも、完成まもなく夫婦仲に亀裂が入り、半年後の8月に離婚。山口さんは豪邸を出てマンションで一人暮らしを始めました」(前出・知人)
元妻Aさんと2人の息子は昨年、日本を離れハワイへ。豪邸に住んだのはわずかな期間だったようだ。
「今回は一般に売りに出しているのではなく関係者に声をかけているようです。資料には“ルーフバルコニーは一見の価値あり”とありました。不動産関係者も続々と内覧しているとか。
ただ驚くのはその売却希望価格です。5億円だそうで、建設時より高い金額。確かにプレミアがついてもおかしくない物件ですが、あまりに強気の値段です。ローンを組んでまだ2年。どこまで返済しているかわかりませんが、今後支払い続けることは難しい。3億円ローンの残高である借金を返済したうえで、まとまったお金が必要だと考えたんでしょう」(不動産関係者)
山口の経済事情は深刻だという。「躁鬱病」は寛解するまで4~5年かかり、入院生活もいつまで続くかわからないといわれる。治療費もかさんでいく。