6月18日に発生した大阪北部地震は、大都市の地下に存在する「活断層」の脅威を改めて認識させたが、活断層地震のリスクは、中部地方の中核である名古屋にも存在すると考えられている。
2012年に名古屋大と広島大の共同研究チームにより、名古屋市内を南北に縦断する活断層が2つ、新たに発見された。
名古屋城の西から名古屋駅の東側を通り、パワースポットとして観光客に人気の熱田神宮まで延びる「堀川断層」と、名鉄の瀬戸線尼ヶ坂駅付近から南へ延びる「尼ヶ坂断層」で、地図の通り、それぞれ10kmほどの長さで、栄や金山など名古屋市の中心部ともいえる繁華街のすぐ側を走っている。