〈義理の妹に電話して「私にできる事はないか? 私の血の繋がった弟やけど私は何もできへんのか? 私はまだ容疑者か? 母親は身内だけでひっそり葬儀がしたいって言ってるよ」と伝えたら「真実が知りたいんです」しか言わない〉
6月20日、大阪・堺市の建設会社社長・足立聖光さん(40)を練炭自殺と装って殺害した容疑で、実姉の足立朱美容疑者(44)が大阪府警に逮捕された。冒頭の文章は同容疑者が弟の遺体が発見された2日後(3月29日)に「日記」として記していたものだ。
逮捕前に堂々とテレビの取材を受け、「弟は自殺」と話していた姿が繰り返し報じられた朱美容疑者。その「日記」には、事件当日からの生々しい出来事が記されている。頻繁に登場するのは聖光さんの妻である「義理の妹」で、通夜会場での緊迫もこう綴られている。
〈A氏(※弟の会社関係者、日記では実名)と義理の妹は私とは目も合わさず、挨拶もなし。子供の頃の写真もたくさん持っていったのに、私と弟が2人で仲良く写っている写真(私が写ってる物)は、1枚もなし(中略)通夜と葬儀はかなり盛大なもので、参列者があふれた。でも私の方から呼べたのは、親戚2人と従業員3人〉
朱美容疑者は、ことさら義妹とA氏に「不信感」を抱いたと綴っているのだ。