1950年代半ばに登場した「セックスシンボル」という言葉は、単に「セクシーな人気者」を表わすものではない。その時代を象徴する、美貌と知性を兼ね備えた「影響力のある女性」の代名詞として定着している。本誌・週刊ポストは読者1000人にアンケート(最大3人まで回答可)を実施し、「日本のセックスシンボル」について調査した。果たして、男たちが本当に憧れる女優・タレントは誰なのか──。
1位:壇蜜(178票)
2位:五月みどり(100票)
3位:橋本マナミ(84票)
4位:杉本彩(57票)
5位:石原さとみ(52票)
6位:深田恭子(49票)
7位:菜々緒(46票)
8位:由美かおる(39票)
9位:松坂慶子(38票)
10位:吉永小百合(30票)
第1位に輝いたのは壇蜜。178票を集めた。2014年公開の壇蜜主演映画『地球防衛未亡人』の河崎実監督はこう語る。
「壇蜜は怪物みたいなものですよ。髪は黒髪で古風な顔立ちで、しかも谷崎潤一郎や三島由紀夫なんかの日本文学や映画にも詳しい。ちょっと学歴のあるオヤジだったらイチコロでしょう。
下ネタも平然と話すけど、彼女が語ると決して下品に聞こえないのがすごいよね。上品なユーモアでエロを包みこんでいるんです。最初に会ったときから『監督の作品を見ました』なんて言ってくれて、人心掌握にも長けている。俺なんてずっと年上なのに、子供扱いされちゃった。何もかもを知り尽くした、奥の深い女ですよ」