“ツッコミ”で数々のスターを生んで来たお笑い界の重鎮が“ボケ”という新境地に挑み、“良い人”というレッテルを覆すようなツイートを連発している――。
昭和50年代に『欽ちゃんのどこまでやるの!?』(テレビ朝日系)、『欽ドン!』(フジテレビ系)、『欽ちゃんの週刊欽曜日』(TBS系)という自身の冠番組の1週間での合計から「視聴率100%男」と呼ばれた“欽ちゃん”こと萩本欽一。5月で77歳になった大御所がNHK-BS『欽ちゃんのアドリブで笑』の企画の一環として、5月30日にツイッターを開始した。芸能記者が話す。
「欽ちゃんは日本テレビの『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の初代パーソナリティになった頃から、“良い人”“庶民的”というイメージばかりが先行。常人とは違う感覚の持ち主であることは、あまりクローズアップされてこなかった。しかし、素が滲み出るツイッターでは、欽ちゃんらしい独自の感性が現われています」
番組放送の7月7日までにリツイート、いいね、返信の合計数55万リアクションを目指しているが、7月6日11時時点で45万を超え、順調に数字を積み重ねている。
萩本は『まだ運はあるか』(大和書房)、『ダメなときほど運はたまる』(廣済堂新書)などの著書で再三再四述べているように、異常なまでに『運』にこだわる人間である。ツイッターでも、運に関する言及が目立っている。