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壇蜜が『建築の日本展』を訪問 茶室の技法にビックリ!

伝千利休《待庵》、1582年頃(安土桃山時代)/2018年(原寸再現) 制作:ものつくり大学

「ナマの日本美術を観に行こう」のコンセプトで始まった“大人の修学旅行”シリーズ。明治学院大学教授で美術史家の山下裕二氏と、このたび日本美術応援団に入団することになった壇蜜が訪れたのは、古代からの伝統に独創的な発想が融合・進化する日本建築展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(於:東京・六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館)。独特の審美眼で芸術を見つめるその眼に、日本の建築美はどう映ったのか。

山下:日本美術のすばらしさを伝えようと、1996年に赤瀬川原平さんと立ち上げたのが日本美術応援団でした。赤瀬川さん亡き後、俳優の井浦新さん、日本画家の山口晃さんが加わり、このたび壇蜜さんが入団されました。

壇蜜:恐れ多いですが、団員5号として精一杯頑張ります。

山下:今回は、『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』です。丹下健三や安藤忠雄など、日本人建築家は国際的に高く評価され、日本の建築は世界の注目を集めています。その独創的な表現を読み解くべく、古代から現代建築まで100のプロジェクトを通じて考察しています。

 僕たちが座っているのは京都にある国宝『待庵』。茶室は日本独自の木造建築で、千利休の作と伝えられ、唯一現存する茶室を原寸再現したものです。実物は立ち入り禁止で写真もNGですが、こうして中へ入れます。

壇蜜:なんて貴重な空間!

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