若さを保つために必要とされる食べ物がフルーツだ。ビタミンや抗酸化物質がアンチエイジングに効くといわれるが、こちらも年齢によって話が変わってくる。これからの時期には「スイカ」に気をつけたいと、望月氏はいう。

「65歳を超えると胃腸機能が低下して一部の果物は小腸で消化吸収されにくくなり、滞留物を処理するために便中の水分が増えて下痢症状を起こします。スイカは特に水分が多いため、体が冷えて下痢症状が一層促進されてしまいます」

 秋が来たら注意が必要になる果物は「柿」だという。

「柿に含まれるタンニンには腸の働きを低下させ、便秘を促進する働きがあります。男性は80代以上になると便秘が増えるため、『果物は体にいい』と食べすぎると思わぬリスクがあります」(同前)

 なお、表は各種論文やデータに加え、白澤抗加齢医学研究所の白澤卓二医師、二本松眼科病院の平松類医師、戸田整形外科リウマチ科クリニックの戸田佳孝医師、望月氏の指摘のもと作成した。

※週刊ポスト2018年8月3日号

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