大女優2人の初共演の初日、現場は緊迫していた。
「6月末にドラマ第1話の台本読みが行われました。出演者のかたがたはすぐに役の名前で呼び合い、和やかに進みましたよ。その一方で、お2人は“初めまして、よろしくお願いします”と挨拶をかわした程度で、互いにあまり話しかけたりせず、緊張感をもったヒンヤリとした雰囲気でした。かたや寝取られる妻役、かたや夫の不倫相手という敵対関係ですから、初めから役を作り込んでいたんだと思います。さすがでしたね」(ドラマ関係者)
10月スタートのドラマ『黄昏流星群』(フジテレビ系)の撮影が始まっている。主演は佐々木蔵之介(50才)で、中山美穂(48才)と黒木瞳(57才)が脇を固める。
原作は言わずと知れた弘兼憲史氏の作品。佐々木が演じるのは、エリート銀行員・完治で、献身的な妻が中山。完治は50才まで真面目に仕事をこなして支店長まで上り詰めるが、突然、出向を命じられる。落胆して出かけた旅先である女性に出会い、道ならぬ恋に溺れる。その女性が黒木だ。
「原作には官能的な描写が多いんですが、ドラマでも第1話で黒木さんのベッドシーンが予定されているそうです。中山さんも、娘の婚約者に惹かれる役どころで、後々キスシーンがあるとか。話題になるのは必至です」(テレビ局関係者)
2人はテレビのほかイベントやプライベートでもほとんど顔を合わせたことがない。
「黒木さんが出演するドラマの主題歌を中山さんが担当したことはありますが、会話したことはないそう。それだけに関係値が未知数。スタッフは気を使っているようです。芸能界では芸歴で先輩後輩をいうことも多いのですが、年齢は黒木さんが9才上ですが、中山さんはデビューが14才なので、芸歴もほとんど変わらないんです」(芸能関係者)
ドラマの公式HPでは、中山が「蔵之介さんと黒木瞳さんの2人の絵面が、私からみるとすごく素敵」と語り、黒木は「(中山には)とてもピュアなイメージがあるので、普通の主婦をどのように演じられるのか、とても楽しみです」とコメント。“女の闘い”はすでに始まっている。
※女性セブン2018年8月9日号