環境省が作成した映像「2100年 未来の天気予報」には、聞き慣れない気温が並ぶ。
〈2100年、未来の夏の天気予報をお伝えします。今日も全国的に猛烈な暑さとなりました。最高気温は高知県四万十市で44.9度、名古屋で43.9度、東京でも43.6度と記録的な暑さとなっています。この暑さの影響で、今日までに全国で12万人が熱中症で病院に運ばれています〉
環境省が主導する地球温暖化防止のための国民運動『COOL CHOICE』の一環として、温暖化の影響や対処法を啓蒙すべく作成された映像資料である。環境ジャーナリストの富永秀一氏が語る。
「テレビの情報番組で今年の猛暑について“もうこんな経験はないだろう”と話す気象キャスターもいましたが、とんでもない。世界中で気温は上がり続けています」
未来の天気予報は2100年の40度超えの日常を予測したが、日本人の生活はどのように変わっていくのか。
世界で年間平均気温が最も高いアフリカのジブチ共和国の生活にヒントが隠されているかもしれない。
平均気温30度で、最高気温は50℃超えもある暮らしについて、駐日ジブチ共和国大使館はこう答えた。