「パ高セ低」は今季のプロ野球交流戦でも顕著に表われた。その影響で、8月に入ったばかりなのにセ・リーグでは広島に“マジック点灯”という状況になり、ペナントレースの行方が楽しめない。辛口評論でお馴染み・江本孟紀氏(71)が過激な改革案をぶち上げる。
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今年のペナントは、セ・リーグもパ・リーグも酷いことになっています。セは広島の独走状態で、2位以下はすべて勝率5割を切っている。反対にパは、ぶっちぎりの最下位・楽天を除いた5球団に優勝のチャンスがある。
こんな状態では、クライマックスシリーズ(CS)進出条件の「両リーグ上位3球団」には、何の意味もありません。ボクの持論は、「勝率5割以下のチームはCSを辞退すべき」ですが、このままだとセのCSは、広島だけでやることになる。5割以下の2球団は、「罰金1000万円」を支払って出場させるなどのペナルティを与えないと、1位球団の「1勝」のハンデだけでは納得できませんわ。
諸悪の根源は交流戦です。セが弱すぎるから5球団が借金生活になって、パが混戦になる。交流戦が続く限り、後半戦は毎年このパターンになるんじゃないですか。恥をかくだけなんだから、いっそのこと交流戦もCSもすぐにやめたらいい。代わりに、ファン感謝デーを3日くらいやったほうがマシでしょう。