2015年に食品表示法が施行され、アレルギー表示と添加物がよりわかりやすく項目を分けて記載されるように。また、栄養成分表示の食塩相当量が、ナトリウム表記でなくなったため、一目で塩分量がわかるようになった。つまり、気をつけないといけない部分が明確になったのだ。
2020年までが移行期間のため、旧表示のまま販売されている商品もあるが、“アレルギー表示がわかりにくい”“添加物と原材料が交ざっている””食塩相当量ではなくナトリウム量で表記されている”といった、旧表示のままということ自体、メーカーの姿勢がうかがえる。
それでは、そもそも食物アレルギー表示とは?
食物アレルギー表示は、食物アレルギーを持っている人がまず確認すべきものだ。基本的には、「原材料表示」にある「大豆を含む」「一部に卵・乳・大豆を含む」といった「~を含む」という文字を探す方法が確実だという。
例では、表示対象の全27品目を載せた上で、使用している食品名に色をつけている。それでは、栄養成分表示とはどんなものか?
2015年の食品表示法の施行で、袋や箱に入っている加工食品には栄養成分表示が義務化された。一方で、デパ地下やスーパーの総菜、パンなど、対面販売の食品に表示義務はない。
また、ナトリウム表記が食塩相当量に変更となり、一目で塩分量が確認できるようになったことは消費者にはメリットだ。
注目すべき表示はその人の健康状態によって、脂質や糖類、食塩相当量と異なることだ。
※女性セブン2018年8月23・30日号