「社内に適任者がいたはず」、「不祥事で辞めた人を復帰させる必要があるのか」。8月8日、『報道ステーション』(テレビ朝日系)の10月からの新キャスターに、元同局アナウンサーの徳永有美(43才)の起用が発表されると、テレ朝内ではこんな声が上がったという。
徳永アナは「身の引き締まる思いです。かつて自分を育てて頂いた番組で、スタッフの皆さんと共に再び挑戦できることに感謝し、一日入魂、全力で頑張ります」とコメント。2004年4月から約1年、同番組でスポーツコーナーを担当していた彼女の、13年ぶりの古巣への復帰となる。
局内では彼女の決断に、冒頭のように少なからずブーイングもあるという。徳永アナは1998年にテレ朝に入社し、2001年に同期入社のディレクターと結婚。しかし2003年4月、『内村プロデュース』で共演していた内村光良(54才)との不倫が発覚。
その影響で、徳永アナは『内村プロデュース』のみならず、キャスターを務めていた『スーパーモーニング』も降板。同年9月には夫と離婚し、半年後、『報ステ』で復帰したが、2005年に内村と結婚すると、ケジメをつける形でテレ朝を退社した。
仕事を控えて家庭に入り、2009年に長女、2013年に長男を出産すると家事と子育てに専念してきた。
「子供たちの習い事に力を入れ、小学校のお受験対策の塾や体操教室に通わせていました。そのおかげで、長女は見事に都内の名門私立小に合格。ご近所づきあいもしっかりこなしていて、ママ友からの信頼も厚いと聞きます。女子アナ時代より忙しいんじゃないかっていうスケジュールですけど、夫の内村さんには決して気を使わせず、空いた時間で読書をしたり勉強をしたりして、復帰する時のために準備もしていたみたいですよ」(徳永アナの知人)
そんなカリスマ・ママとして評判だった徳永アナが仕事に復帰したのは、昨年1月。インターネットテレビ・AbemaTVの報道番組『けやきヒルs’ NEWS』のキャスターを、水曜・木曜・土曜に担当している。
降板から13年、長いブランクを経て『報ステ』に戻るが、そこにはこんな裏事情がある。