NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』では主人公・鈴愛(永野芽郁)に「死んでくれ!」とまで罵られた夫役の間宮祥太朗。彼は「フリーターになる。家族は、邪魔になる」と映画監督の夢を追って家族を捨て、離婚するという異例の展開となった。
この離婚劇には視聴者の間では主人公と元夫(間宮)の“どちら派か?”という論争も起きた。
「普通なら家族を捨てる男なんて、と思ってしまうけど、涼ちゃん(間宮)の一途に夢を追うピュアさを見せられて、むしろ応援したくなっちゃった。主人公には悪いけど(笑い)」(50代パート)
コラムニストのペリー荻野さんが言う。
「男性もリストラされたりするし、男女共働きが当たり前の今、“3高”は過去のもの。とはいえ、朝ドラといえば自分探しをするのはヒロインだったのが、夫の方が夢追い人になって離婚してシングルマザーになるって、時代は変わったと思います」
一方で、ドラマの中でくらいは夢を見たい、という女性も根強くいる。イケてる旦那「イケダン」たちを支持する視聴者も多い。
「『義母と娘のブルース』(TBS系)の竹野内豊さんが亡くなって第2章が始まったとき、もう悲しくて見られないと思いました。完全に竹野内ロスです。いつも穏やかで太陽みたい。そのうえ、入院中にパジャマを脱いだら腹筋もわれててとにかくカッコよくて…理想の旦那さんですよ」(40代主婦)
日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系・日曜21時~)の松坂桃李もイケダン枠。
「ド天然のすずちゃんにとにかく優しい。初夜に『あんたと一緒に生きていきたいんじゃ』と言ってキスする場面が悶絶級でした。ちょっと抜けてる妻にあんなに優しくて、松坂さんみたいな旦那さんがいいです」(30代会社員)
ハーバード大学卒の高学歴に高身長・高収入の「3高女子」代表のニューヨーク州弁護士・山口真由さんはやっぱり「3高男子」がいいと言う。
「現実の3高の人は何才になっても自分を中心に地球が回っていると考える“天動説”の男が多いんですよね。でも、働く女性って社会の中でも上司の機嫌をとったりして大変。だから家に帰ってまで“天動説”男の機嫌をとるよりも、よく頑張ったねと家で癒してくれる3低男子に心動かされるのはわからなくない。ただやっぱり、ドラマでは東出昌大くんや竹内涼真くんなどすらっとしたイケメン男子の活躍を見たい」
しかしそんな山口さんの胸をざわつかせる男子は意外にも『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系・土曜22時~)で主人公さやかの元婚約者・和也を演じる風間俊介。