プロ野球のペナントレースが佳境を迎えるなか、水面下ではすでに「次の指揮官」の具体的な名前が飛び交っている。就任2年で連続リーグ3位。昨年は下剋上で日本シリーズ進出を決めたDeNAのアレックス・ラミレス監督(43)も立場が危うい。DeNA球団関係者の話。
「今年は5位に低迷。単年契約では交代が濃厚です。人気の面で中畑清氏(64)の再登板を画策する勢力があるし、中畑・ラミレスの後は生え抜きでと、ハマの番長・三浦大輔氏(44)や球団GM補佐を務める進藤達哉氏(48)を推す声もあります」
話題性を重視し、最近は清原和博氏(51)との“公開キャッチボール”で注目を集めたハマの大魔神・佐々木主浩氏(50)も検討されているという。
「横浜市で『スポーツタウン構想』を進めるDeNAとしては、観客動員数を増やすために、監督の人気や話題性を追求する。ラミレス監督より、中畑や佐々木といった名前のほうがインパクトが強いのはたしか」(担当記者)
そして何より、巨人・高橋由伸監督(43)の進退だ。2年連続Bクラスなら同一監督としては球団史上初の“汚点”となる。更迭は避けられないという声が日に日に強まっている。
「現役を強制引退させて監督に据えた事情があり、同情論もあるが、“いずれ再登板するためにも、一度ユニフォームを脱いで勉強し直した方がいい”という判断になるでしょう」(球団関係者)