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元阪神球団社長が提言「プロ野球16球団で“一芸選手”活躍」

もう12球団ではダメ?

 社会のいたるところに、あらかじめ定められた「数字」がある。普段は“前提”として気にもとめないが、その数字を少し変えてみると──実は国のあり方を大きく変える“パワー”が生まれるかもしれない。例えば、現在12となっているプロ野球球団の数を見直すとどうなるか。

〈プロ野球球団を持ちたいです〉──大手ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が球界参入を宣言したのは、7月17日のことだった。

 念頭にあるのは既存の球団の経営権取得とみられるが、「むしろ球団を増やせばいい。市場拡大と地域活性化の可能性がある」と熱を込めるのは、元阪神タイガース球団社長の野崎勝義氏だ。

「東北の楽天、北海道の日本ハム、福岡のソフトバンクのように、地域と密着して新たな野球ファンが開拓されて野球熱が盛り上がります」(同前)

 メジャーリーグでは、1968年までの20球団から、現在の30球団まで大幅に拡大し、興行としての成功を収めている。

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