軽々と20本塁打の大台に到達。打者として絶好調の大谷翔平(24)だが、「二刀流継続」のために重大な決断の時が迫っている。
右肘の故障のため、今季の投手としての復活は絶望的。エンゼルスのチームドクターからじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を勧められるなか、大谷は日本ハム時代のチームドクターである東京・同愛記念病院の土屋正光医師からセカンド・オピニオンを聞きたいと球団に伝えたのだ。
「球団としては一刻も早く手術に踏み切って来季以降に備えてほしいというのが本音。マイク・ソーシア監督が“来季は投げさせない”と語ったのも、“手術ありき”という球団の意向を踏まえてのことでしょう。
しかし大谷は松坂大輔、ダルビッシュ有といったメジャーの先輩たちが術後に苦しんでいるのを見て、手術には後ろ向き。土屋医師の診察を受けるのも“何とか手術回避の道を探れないか”という意思表示に見える」(スポーツ紙デスク)
実は大谷が指名した土屋医師の勤務する病院は両国国技館にほど近く、「角界の駆け込み寺」として知られている。
「土屋医師はアスリートの気持ちを尊重する治療で、力士たちから信頼が厚い。そうした人柄を知っているからこそ、大谷も土屋医師の診断を受けたいと考えたのではないか」(同前)
もし日本から「手術回避」のセカンド・オピニオンが届けば、エンゼルス側と意見が対立することになる。