女子ゴルフ界で指折りの“ビジュアル系”といわれた香妻琴乃(こうづまことの・26)が、第一線に帰ってきた。9月14~16日に開催された「マンシングウェアレディース東海クラシック」で涙の初優勝を飾ったのだ。
アマチュア・ジュニアの大会で活躍し、2011年にプロテスト一発合格。2014年には2度プレーオフに進出し、惜しくも敗れたものの「優勝は間近」と思われていた。
ところがその後はスランプに苦しみ、2016年限りでシード権を喪失。今年も5試合連続を含む7試合で予選落ちに終わっていた。
「シード落ちの原因は腰痛の発症でしたが、治った後もなかなか復調できず、ストレスから体重を増やしてしまっていた。日本女子プロゴルフ協会のHPでは『身長157センチ、体重51キロ』となっていますが、今年7月のピーク時には63キロにまでなっていた。
本人が『東海クラシック』の際に報道陣に語ったところでは、この1~2年、週3回はラーメンかトンカツを食べ、ツアーに同行する父親と一緒にワインやハイボールを20杯も飲んで“励まし合う”生活だったそうです」(ゴルフ誌担当記者)
たしかに夏前の彼女の写真を見ると、ヒップ周りや太腿はパンパンに見える。
それが、優勝を果たした大会はかなりスリムになった印象で、初日に1位タイでホールアウトした香妻は取材に笑顔でこう答えていた。
「暑くていっぱい汗が出るし、みんなから(太ったと)言われるし……。体を絞ろうと思って、7月7日の七夕には、短冊に『痩せますように』と願いを込めて書きました。ラーメンやトンカツを封印し、練習日や試合日にはラウンド後に5キロのランニングを続けて、1か月半で5キロの減量に成功し、58になりました」