競馬を純粋なスポーツとして見るならば、狙った馬1頭の単勝を買うというのが理想。レースを見るときもその1頭の位置取りを追っていればいいので、応援にも熱が入るし、結果もすぐに分かる。競馬歴40年のライター・東田和美氏が、帯封ゲットへの道を考えた。
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単勝だけでは心許ないと思えば、複勝もセットされて馬名が入る「応援馬券」というのがあり、2(3)着になったときのリスクヘッジになる。
これが馬連や馬単になると、勝ち馬は当てたのに2着馬を買っていなかったという悲劇があるし、三連複や三連単を買っていると3着争いで涙を飲むなんてことが起こる。競馬は勝つ馬を予想してこそ意味があるはずだし、何より1頭に絞るのは潔い。さらに人気馬ではなく、10倍以上の単勝を当てるとかなり爽快だ。
だが、払い戻しの金額を考えると、単勝を当てられるのなら、ついでに馬単も取れるだろうと思いがちだし、さらにその馬を絡めた三連複・三連単へと色気が出る。
とりわけ三連単の破壊力は凄まじい。払戻額の最高は2012年8月の新潟新馬戦で記録された2983万2950円。100円が3000万円近くになることがあるのだからエイヤッと狙いたくなるのはわかる。