『愛にチェックイン』を本誌・週刊ポストで連載していた漫画家・国友やすゆき氏が、9月20日に逝去した(享年65)。9月28・29日には都内で通夜・告別式がしめやかに執り行われた。
同作品は、全国各地の施設を視察するホテルマン・泊優太郎が主人公の官能ロマンス。管理職サラリーマンの哀愁と過激なお色気シーンの絶妙な組み合わせで人気を集めていた。
国友氏は1953年、福岡県生まれ。早稲田大学では漫画研究会に所属し、『最後の少年野球』で『少年ジャンプ』の手塚賞佳作賞を受賞した。
1977年に同誌でプロ漫画家としてデビュー。その後、バブル時代にマスコミ業界を舞台にした『JUNK BOY』(双葉社)を大ヒットさせ、さらに『100億の男』『総理の椅子』(いずれも小学館)、『幸せの時間』(双葉社)など、「大人の男の欲望」を赤裸々に描いた人気作を次々と送り出した。
『週刊ポスト』では、バツイチ男が“真のパートナー”を求めて女性遍歴を重ねる『×一(バツイチ)―愛を探して―』(2002~2010年)や、主人公がタイムスリップして性愛ドラマを繰り広げる『時男―愛は時空を超えて―』(2011~2013年)を連載。そして昨年スタートしたのが『愛にチェックイン』だった。