台風接近の影響で小雨がぱらつき始めた9月末の土曜日の夕方。人影もまばらな都内の高級住宅街を嵐・二宮和也(35才)が1人で歩いていた。青いジャケットにスリムなブラックデニム姿。周囲を警戒しているのか、ビニール傘を斜め下に倒して顔を隠そうとしているように見える。表情もやや硬い印象だ。
二宮が向かったのは、白い壁に囲まれた大豪邸。それはジャニーズ事務所の先輩・木村拓哉(45才)の自宅だった。手に提げているビニール袋には、手土産なのかお酒の瓶のようなものが入っているように見えた。
休日に後輩が先輩の家にお酒を持って遊びに行く──一般社会なら、珍しくない風景だが、この2人となると、周囲も驚きを隠せない。
「滝沢秀明さん(36才)が芸能界の引退を発表、ジャニー社長の後を継ぐといって騒ぎになっている最中、ジャニーズのタレントたちは先輩後輩の飲み会もあまり行わないように気をつけている状況。にもかかわらず、このタイミングに木村さんの自宅で、しかも二宮さんだけ訪れたというのは“タブー”破りに見える。驚きますね」(芸能関係者)
木村と二宮は現在公開中の映画『検察側の罪人』で共演している。映画の宣伝のために2人揃ってテレビに出演すると、ファンから「奇跡の共演!」と歓声が上がったが、それはあくまで仕事上のこと。嵐とSMAPは長らく“共演NG”といわれてきた。
「ジャニーズ恒例の年末カウコン(カウントダウンコンサート)もSMAPだけ出ておらず、直接的な先輩後輩関係もほぼナシ。木村さんは今まで20本を超える主演ドラマがありますが、ゲスト出演を除けば抱き合わせで後輩が出演することもなかった。それだけに今回、木村さんと二宮さんが初共演を果たしたことだけでも衝撃を持って受け止められていた」(テレビ局関係者)
二宮は休日は自宅に引きこもっていることで有名、外出すること自体が珍しいといわれている。
「遊び相手も関ジャニ∞など仲のいい同期や後輩ばかりで、ほとんど自宅に呼ぶのが常。先輩とつるむことさえ考えられなかった。それが自宅を訪れるなんて、よっぽどのことだったのだと思います」(前出・芸能関係者)
映画の封切りから1か月以上、撮影からは1年以上も経過している今、芸能界随一の「出不精」で知られる二宮の木村家へのプライベートな訪問には、どんな意味があったのか。