10月2日、KinKi Kids(以下、キンキ)ファンの間に、悲鳴が響き渡った。ファンクラブ会員に一通の「大切なおしらせ」メールが届き、21年間続いてきた年末年始のドームコンサートの中止を知らせた。
「中止の理由は“ドームクラスの公演の音圧にはまだ耐えられない“といったものでした。また、剛くんはブログで“体が言うことを聞かない。光一くんや関係者のみなさまにはご迷惑をおかけし申し訳ありません”と書いていました。ただ、去年は同じ状況でも開催されただけに、今年はなぜダメなのか…」(40代ファン)
昨夏、堂本剛(39才)は突発性難聴を発症し、直後のテレビや野外フェスなどへの出演を、次々にキャンセル。その症状が心配され続けてきた。
「それでも、昨年は年末年始のコンサートは敢行した。剛くんの耳にも負担をかけないように、オーケストラの演奏をバックに、客席もペンライトやうちわを控え、今までにない、落ち着いたコンサートでした」(前出・ファン)
今年に入ってから剛はソロライブを行うなど、完全復帰への歩みを進めていたはず。それなのになぜ、中止になってしまったのか──。
キンキのこれまでは、記録ずくめだった。堂本光一(39才)と、堂本剛。関西出身で、学年は違うも同じ年に生まれ、同じ姓を持つ2人は、ジャニーズ事務所にとって初めてのデュオだ。
1997年夏に、山下達郎(65才)が作曲した『硝子の少年』でデビューを果たし、オリコン初登場で1位に輝くと、瞬く間にミリオンセラーを達成。以来、オリコン1位の座は2人の定位置となり、22年間連続で39作品が1位に。これは、ギネス記録になっている。
今回中止となった年末年始のコンサートも偉大な記録だ。毎年、東京ドームや京セラドーム大阪で、クリスマス前後や元日といった年末年始にコンサートを行っているが、東京ドーム公演は、同会場で歴代最多の20年連続公演を誇る。
また、大晦日のジャニーズのカウントダウンコンサートにも毎年出演するなど、どのグループよりも年末年始のコンサートを大切にしている。