かつて“愛人にしたい女”として橋本マナミが注目を浴び始めたころ、『週刊ポスト』に連作「マナミという名の実」というグラビアシリーズが掲載されていた。女優として開花した橋本マナミが、当時の思い出やグラビアへの想いを語る。
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「マナミという名の実」って14回も掲載されているんですか? シリーズが始まったのはもう4年も前になりますが、橋本マナミの「愛人キャラ」をイメージづけてくれた、思い出深いグラビアです。当時はポストさんのグラビアに出るなんて夢のまた夢でした。セクシーなのに美しく撮ってくださって本当に感謝しています。
見ていてもなんとなく通り過ぎてしまうグラビアではなく、読者の方が思わずページをめくる手を止めて、私のリアルな体温を感じとって、表情や仕草にドキッとするようなグラビアを意識していました。
もともと素の自分は愛人キャラでも何でもなく、男性と2人きりで話をするのもいまだにドキドキします。ただ、グラビアやテレビでそういうキャラを演じるうちに、隠れていた「エロい女」の部分がどんどん出てきてしまいました。苦手だったセクシーな台詞も、今では得意ですよ(笑い)。
10月1日から放送が始まったNHK朝ドラ『まんぷく』では、交際経験ゼロの女性を演じます。世間のイメージとは真逆の役柄ですが、嘘っぽくならないように監督と密に話し合いながら演じています。『まんぷく』の私を見ながらこのグラビアを見れば、ギャップでもっと興奮するかもしれませんよ(笑い)。
●はしもと・まなみ/1984年8月8日生まれ。山形県出身。身長168cm。2013年にグラビアでブレイクし、『週刊ポスト』2014年8月15・22日号よりグラビアシリーズ「マナミという名の実」に登場、約2年にわたって計14回掲載された。NHK大河ドラマ『武蔵MUSASHI』(2003年)、『真田丸』(2016年)、映画『光』(2017年)など多数の作品に出演し、女優として高く評価されている。10月1日放送開始のNHK連続テレビ小説『まんぷく』では、安藤サクラ演じる主人公が働くホテルの憧れの先輩役で出演する。
■撮影:西田幸樹
※週刊ポスト2018年10月12・19日号