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今の時代に刺さる岡本太郎のメッセージをミスキャンパスと探る

兼田日向子さん(左)山下裕二さん(中央)黒口那津さん(右)

「ナマの日本美術を観に行こう」のコンセプトで始まった大人の修学旅行シリーズ。引率を担当する明治学院大学教授で美術史家の山下裕二氏(日本美術応援団長)が今回訪れたのは、48年前に岡本太郎が制作した大阪万博のシンボル「太陽の塔」展。生徒役は、昨年のミスキャンパスに輝いた黒口那津(22)さんと兼田日向子(20)さん。

 稀代の芸術家が圧倒的な感性で作り上げた作品は、半世紀の時を超えて平成の若き世代にどう響いたのか。

山下:1970年に開催された日本万国博覧会(通称・大阪万博)のテーマ館の一部として岡本太郎が制作した異形の作品が、太陽の塔です。今なお大阪・吹田の万博記念公園にそびえ立つ塔が修復工事を経て、今春、約半世紀ぶりに息を吹き返しました。それを機にあべのハルカス美術館で催されているのが「太陽の塔」展です。本展では塔内の展示空間が再現され、追体験ができる。この巨大な太陽は1970年当時に塔のてっぺんにあった初代《黄金の顔》です。

兼田:こんなに大きな太陽が70メートルの高さにあったなんて。

黒口:その頃はもっとピカピカだったのかなぁ。間近で見るとたくさんの鉄板が継ぎ合わされているのがわかりますね。

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