2019年5月の新天皇の即位に伴い、秋篠宮さまは皇位継承順位1位の「皇嗣」になられる。事実上の皇太子待遇である皇嗣になることを、広く国民に明らかにするものが、「立皇嗣の礼」。その「立皇嗣の礼」についてこんな報道があった。
〈「立皇嗣の礼」20年4月 秋篠宮さま、皇太子待遇に 政府検討〉(毎日新聞10月10日夕刊)
「皇嗣は、次世代の皇室にとって非常に重要な立場です。しかし、東京五輪の開催年に大々的にお披露目のための行事をする必要があるのかという疑問は残ります。実はこの日程には、秋篠宮さまの希望も反映されているのではないかという声も聞こえてきています」(皇室ジャーナリスト)
さらに秋篠宮さまについては、こんな報道も。
〈大嘗祭「公費支出避けるべきでは」秋篠宮さまが懸念〉(毎日新聞8月25日朝刊)
大嘗祭とは、天皇の即位後に初めて行われる新嘗祭(天皇が行う収穫祭)のことで、新天皇にとっての晴れの舞台だ。来年5月に皇太子さまが即位した後、11月14・15日に予定されている。
「平成の大嘗祭では、総額22億円以上が支出されました。政府は現時点では、『宮廷費』という皇室の公費でまかなうつもりですが、本来は、憲法で定める政教分離の原則から、宗教色の強い皇室祭祀は『内廷費』という天皇家の私的な生活費から支出すべきという意見も根強くあります。秋篠宮さまは、原則を優先した上で、多額の公費支出を懸念し、およそ3億円という内廷費の予算の範囲内で大嘗祭を行ったらどうかと、宮内庁幹部に話されたそうです」(前出・皇室ジャーナリスト)
国民の税金で賄われる皇室の予算をできるだけ節約しようという秋篠宮さまの発言を受け、一部の宮内庁関係者から「もしかして秋篠宮さまは、眞子さまが結婚に伴って受け取られる『一時金』の減額、ないしは辞退を考えていて、そのための布石の発言ではないのか」との声も出ているという。
今なお見通しがつかない眞子さまと小室圭さんとのご結婚。小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルなどや小室さんの留学費に、1億5000万円といわれる一時金が充てられるのではないかとも言われている。一時金を辞退すれば、そういったことに対する批判を沈静化し、世間一般の小室さんに対する評価も変わってくるかもしれない。なお、一時金の用途に明確な規定はない。元皇族としての品位ある生活を送るための資金とだけ説明される。