報道番組に動きがあった10月クール。日本テレビ系『news zero』は元NHKの有働由美子アナ(49才)をメインキャスターに起用し、大幅リニューアル。一方、テレビ朝日系『報道ステーション』はテレビ朝日の局アナだった徳永有美アナ(43才)をキャスターに抜擢した。
女性キャスターの動向に注目が集まるが、すでにキャリアを積んでいるほかの女性キャスターたちはどう評価されているのだろうか。3人のテレビウォッチャーにガチンコ採点してもらった。
●採点者
今井舞さん(コラムニスト)
吉田潮さん(テレビウォッチャー)
堀井憲一郎さん(テレビウォッチャー)
NHKの看板番組『ニュースウオッチ9』のメインキャスターとして2年目に入った桑子真帆アナ(31才)の採点はまずまずだ。採点結果は悪くないが、人気は停滞気味。今年6月に明らかになった結婚1年の不可解なスピード離婚が影響しているようだ。
「フジテレビの谷岡慎一アナ(31才)と1年でスピード離婚しただけに、“しっかりした印象なのになぜ?”と。未婚なら興味のわかない単なるNHKの優等生アナなのですが。今はニュースそっちのけで“彼女のどこに闇が?”という目で見てしまいます」(今井さん)
期待を寄せるのは吉田さん。
「パッとしないNHK女性アナの中でも穏やかな表情で、声がソフトで聞き取りやすい。いちばん脂がのっている時期だから、女性アナのロールモデルを作ってほしい」
1999年にTBSを退社、パリ移住や離婚を経て2016年7月に『NEWS23』(TBS系)のキャスターに就任した雨宮塔子アナ(47才)の評価は微妙だ。
中学生の娘と息子2人を女手一つで育てながらも、キャスターは3年目に突入。順風満帆に思われたが…。
「上層部は10月から有働さんを起用したかったが日テレに奪われ、首の皮一枚で雨宮さんが残留した」(TBS関係者)との声もまことしやかに聞こえてくる。
「今回の改編で有働さんと徳永(有美)さん(『報道ステーション』)の“バトル”が注目される中、誰も雨宮さんを見ていない。心なしか本人も“どうせみんなあの2人に注目してるんでしょ”と、置いてきぼりを自覚している印象。パリに帰れば心の傷が癒えるかも」(今井さん)
吉田さんも雨宮アナのキャラクターがつかめないと話す。
「『次は〇〇です』と仕切るだけでほかにしゃべらず、ほとんど画面に映りません。もっと映してあげて!」(吉田さん)
2006年にNHKからTBSに電撃移籍し、名物番組『筑紫哲也NEWS23』のサブキャスターを務めた膳場貴子アナ(43才)は『報道特集』に異動して3年目を迎えたが、評判は上々。
堀井さんは、彼女の「安定感」に好印象を抱く。