「羽毛田は報道では初犯ではないかといわれているが、今回の詐欺グループの一員と長年コンビを組んで“仕事”をしてきたと聞いている。周りがベテラン詐欺師だらけであることを考えても、素人が重要ななりすまし役にスカウトされるとは思えない。余罪はあるでしょう」(前出・捜査関係者)
今回の詐欺で彼女が受け取った報酬は1000万~2000万円ほどとみられている。余罪もあるとすれば、かなりの大金を手にしてきたと思われるが、彼女はその金を何に使っていたのか。
「実際には詐欺師が大きなヤマを当てるのは、せいぜい1~2年に1回くらい。子供が5人もいれば、大金を稼いでも、あっという間でしょう。羽毛田容疑者は何年か前に生保レディーを辞めた後、かなりお金に困っていたそうで、仕事をかけもちして土日も働きづめだったそうです。今回は、“大きなヤマがある”と聞いて、“仕事”に飛びついたのかもしれません。生活のために詐欺という手口に頼ってしまったのではないでしょうか」(全国紙記者)
周囲に悟られることなく、表と裏の顔を使い分けながら子育てをしてきた羽毛田容疑者。送検される車の中で見せた異様な笑顔は、心の闇を映し出していたのだろうか。
※女性セブン2018年11月8日号