秋の空は、あいにくの雨曇り。10月23日、眞子さまは27才の誕生日のご挨拶のため、天皇皇后両陛下の待つ皇居へ向かった。実はこれに先立つ4日前の10月19日、「小室圭さんが、東京都心の“ある場所”に姿を見せる。しかも、眞子さまの誕生日の当日に──」。という情報が皇室関連記者の間で囁かれ、各社動き始めていたのだ。
結局小室さんが留学先のアメリカから戻ってくることはなかったが、23日に「憲政記念館」(永田町)で行われる「明治150年記念式典」の警備対象に「小室圭」という名前があったというのだ。これが小室さんの帰国説に繋がったのだ。
話は冒頭のシーンに戻る。眞子さまを乗せた車が皇居半蔵門をくぐったのは、正午ちょっと前。両陛下と昼食を共にされた。1時間半ほど御所で過ごされた眞子さまは、13時40分頃、皇居をあとにされた。行きと同様、門をくぐる時は窓をオープンにされて笑顔を浮かべてはいたが、車はスピードを上げて走り去った。
もしも、あとから問題が明らかになっていなければ、27才になられた翌週の日曜日の11月4日、眞子さまは小室圭さん(27才)と帝国ホテル(東京・日比谷)で結婚式を挙げられるはずだった。幸せの絶頂だったはずの誕生日を、産経ニュースはこう伝えた。
《小室さんとのご成婚は昨年9月に内定したが、正式な婚約となる「納采の儀」前の今年2月に一連の儀式が平成32年に延期された。小室さんは8月に渡米し、3年間の予定でロースクールに留学している》
「平成32年」。その時はいずれ来るのか、はたまた永遠に訪れないのか――いずれにせよ、小室さんのアメリカ行き直後から、宮内庁周辺および皇室メディアはある予感を抱いていた。
「小室さんの緊急帰国です。彼は留学に必要なビザが取得できておらず、入国から3か月以内に1度、帰国する必要があるのではないか。それが10月末、ちょうど眞子さまの誕生日のタイミングに重なるのではないかと囁かれていました」(皇室ジャーナリスト)
留学ビザ取得にあたっては、経済的に不安なく留学生活を送れる証として、銀行の預金残高などの「財務能力証明書(残高証明書)」をアメリカ大使館に提出し、審査を受ける必要がある。小室さんが留学中のフォーダム大学ロースクール(NY)は全米でも屈指の学費の高さで知られるので、3年間の留学で必要とされる残高は2000万円とも3000万円ともいわれる。
ただし、小室さんの場合は奨学金で学費は免除。とはいえ、NYという大都会での3年間の生活費、およそ500万~800万円の財務能力が求められたはずで、「400万円の金銭トラブルが未解決のままである小室家に、そんな額の預金があるのか」と疑問視されていたのだ。
ところが、『週刊文春』(10月18日号)によると、小室さんは「ビザはちゃんととっている」と、生活費の支援を受ける法律事務所にメールを送ったという。さらに、事務所の担当者は「基本的には(留学の)3年間、途中で帰ってくるという話も全然ない」と説明したという。