上林を中軸で使う手もある(時事通信フォト)
今季のカープは選手を固定し、安定した“横綱相撲”でレギュラーシーズンとCSを制しました。一方のホークスはケガ人が続出し、なかなか選手を固定起用できない戦いを強いられましたが、その影響でどんな展開にも対応できるチームになり、それが強みとなっています。
例えばCSでは上林誠知が1番打者として絶好調でしたが、彼を中軸に置く打順を組んだとしても、選手たちが戸惑うことはないでしょう。
いわば「不動vs自在」の戦い。柔軟性に勝るホークスに分があると考えています。
取材・文■田中周治
※週刊ポスト2018年11月9日号