リーグ3連覇を果たした広島と、昨年日本一のソフトバンクの対戦となった2018年の日本シリーズ。その見どころをロッテや巨人などで活躍した前田幸長氏(48)に独自の視点で解説してもらった。その結果、前田氏は「4勝3敗」でソフトバンクが日本一になると予想した。
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投手力で上回るホークスが制すと予想します。
ロングリリーフができる石川柊太と武田翔太が毎試合ブルペンでスタンバイ。もしかしたらCSで先発したルーキーの高橋礼もその一員に加わるかもしれません。そこからモイネロ、加治屋蓮とつないで最後にクローザーの森唯斗。やはりブルペン陣の層の厚さは、ホークスが一枚上だと思います。
だから先発陣は最初から飛ばしていける。先制して早め早めの継投でリードを守っていく。シリーズを通してホークスが得意パターンで勝ち星を拾っていくと思います。どの試合でも、先取点がカギになるでしょうね。
カープにとってはホーム開催の第1、2戦の結果がすべて。個人的には、そこでカープが連勝しても4勝3敗でホークスに分があると思っているくらいなので、もし1試合でも落とせば4勝1敗、4勝2敗で終わる可能性さえあるとも考えています(*注:予想は日本シリーズ開始前のもの)。