美智子さまは10月20日、84才の誕生日を迎えられた。皇后として迎える最後の誕生日だった。
「皇族方が揃われた皇居での昼食会で美智子さまは、皆のお祝いの言葉に『どうもありがとう』と返されていたそうです。また、高円宮家の三女・絢子さま(28才)に『もうすぐですね。おめでとう』と結婚を祝う言葉をかけられていたそうです。ただ、誰しもが眞子さま(27才)にそれとなく気を使われていた雰囲気がありました。紀子さま(52才)だけが終始、せき立てられるかのようにお1人でしゃべり続けていたことが、ことのほか目立っていらしたそうです。眞子さまの結婚が話題に上がることはありませんでした」(皇室ジャーナリスト)
ところが、その3日後、美智子さまは、眞子さまと“会談の場”を持たれていた。その日、10月23日は、眞子さまの27才の誕生日だった。眞子さまは両陛下に誕生日の挨拶のため、再び皇居を訪れた。
「午前中は両陛下もお忙しくご公務に出かけられていらっしゃいました。皇居に戻られたのが、11時45分。その10分後、眞子さまを乗せた車が皇居の半蔵門をくぐりました。眞子さまが皇居を後にしたのが13時40分過ぎでしたので、たっぷり1時間半は昼食を共にされたようです」(前出・皇室記者)
さかのぼること5月、宮内庁は異例の文書を公表した。内容はこうだった。眞子さまの結婚関連の儀式の延期を受け、《このことに関する両陛下、取り分け皇后さまのお考え、ご対応について様々な憶測がなされ、記事にされてきましたが》、《これまで両陛下は共に首尾一貫このことに関し一切発言を慎まれてこられました》。また、眞子さまに対してこの問題について何かお話しされることはなく《皇后さまは、ご自分の名のもとに、両陛下としてあれ程までにお守りになろうとされた眞子さまや秋篠宮両殿下の周辺で、静かな熟考のために保たれるべき環境に思いも寄らない様々な雑音が立てられていることを》驚かれ、悲しんでもおられる──。
ただ、美智子さまはその日、眞子さまと存分に語り合われたようだ。
「美智子さまは眞子さまに緊張感を持たせないよう、眞子さまの幼い頃の思い出や、最近、関心や興味を持っていることなどもお話しされたと聞きました。美智子さまはとても穏やかに、静かにお話しされます。“白黒をつける”ということではなく、さまざまなたとえ話をされるなどして、眞子さまに自覚をうながされたのでしょう。ただ、美智子さまはその昼食会で、お気持ちを余すところなく伝えられたようです」(宮内庁関係者)